犬関係の訴訟記事
今日の神戸新聞の記事です。神戸新聞を購読しているのですが、時々こうした訴訟記事がのります。
http://eonet.jp/news/kansai/kobe/article.cgi?id=88872
初診時に「○○病」かもしれないというと「○○病」と誤診されたと言われることがあるように思えます。断定したわけでないのに。
下痢をしたらストレスが原因かもしれないと最初考えるのはおかしくないと思います。
http://eonet.jp/news/kansai/kobe/article.cgi?id=88872
初診時に「○○病」かもしれないというと「○○病」と誤診されたと言われることがあるように思えます。断定したわけでないのに。
下痢をしたらストレスが原因かもしれないと最初考えるのはおかしくないと思います。
輸血
犬の血液を猫に輸血したニュージーランドでの話。
http://pets.yahoo.co.jp/news/n2013082301.html
びっくりです。今後この猫に変化はないのか知りたいところです。
猫の輸血は事故かなにかで突発的に血を喪失した場合は有効ですが、ずっと室内で飼っていて食が細り、食べなくなって血液検査をするとかなりの貧血といった場合はあまり効果は期待できません。その猫が高齢の場合は特に。輸血すると多少食欲はもどりますが、またすぐ食べなくなります。
研究用の血やうちにいる若い猫からの血を輸血したことは何度かあります。
ドナー(供血)猫とレシピエント(受血)猫の血液の交差試験を行った上で輸血します。この時AB式(A型、B型、AB型)で血液型を調べるとすべてA型でした。圧倒的にA型が多いと何かで読んだことがありますが実際そうでした。
全血液中に占める赤血球の割合PCV(packed cell volume)またはHt.(hematocrit)が20%を切ると危険です。最近亡くなったクロリーは8月20日の検査では16%になっていました。
犬は大型犬から結構な量の血液をとることができますが、猫の場合ほとんど大きさが同じなので犬ほどの血液量をとることができません。PCV10%台の猫に輸血しても焼け石に水かもしれません。ドナー猫の数、採血しやすい猫かどうか、それと輸血量の問題があります。
昨年17歳で亡くなったぴいぴは8歳の頃PCVが16%になったことがあります。治療して1か月後には35%になっていました。他の猫との折り合いが悪くストレスになって少食になっていたようです。
貧血は怖いです。若ければぴいぴのように持ち直すことはありますが、高齢猫の場合難しいです。若くても猫白血病ウイルス(FeLV)感染症を発症していると難しいです。
http://pets.yahoo.co.jp/news/n2013082301.html
びっくりです。今後この猫に変化はないのか知りたいところです。
猫の輸血は事故かなにかで突発的に血を喪失した場合は有効ですが、ずっと室内で飼っていて食が細り、食べなくなって血液検査をするとかなりの貧血といった場合はあまり効果は期待できません。その猫が高齢の場合は特に。輸血すると多少食欲はもどりますが、またすぐ食べなくなります。
研究用の血やうちにいる若い猫からの血を輸血したことは何度かあります。
ドナー(供血)猫とレシピエント(受血)猫の血液の交差試験を行った上で輸血します。この時AB式(A型、B型、AB型)で血液型を調べるとすべてA型でした。圧倒的にA型が多いと何かで読んだことがありますが実際そうでした。
全血液中に占める赤血球の割合PCV(packed cell volume)またはHt.(hematocrit)が20%を切ると危険です。最近亡くなったクロリーは8月20日の検査では16%になっていました。
犬は大型犬から結構な量の血液をとることができますが、猫の場合ほとんど大きさが同じなので犬ほどの血液量をとることができません。PCV10%台の猫に輸血しても焼け石に水かもしれません。ドナー猫の数、採血しやすい猫かどうか、それと輸血量の問題があります。
昨年17歳で亡くなったぴいぴは8歳の頃PCVが16%になったことがあります。治療して1か月後には35%になっていました。他の猫との折り合いが悪くストレスになって少食になっていたようです。
貧血は怖いです。若ければぴいぴのように持ち直すことはありますが、高齢猫の場合難しいです。若くても猫白血病ウイルス(FeLV)感染症を発症していると難しいです。
クロリー
2012年最高にふっくらしていた頃のクロリー。

食欲旺盛で問題といえば軟便くらいでしたが、2012年3月テンカンのような発作が初めておこりました。数秒間硬直状態で失禁し、しばらく深い呼吸、多少しんどそうでしたがそう時間もかからず食事をしたりして元の状態にもどりました。こうした発作はそんなに頻繁でなく、亡くなるまで5回くらい確認しました。月単位の発作です。
2012年の秋以降少しやせ始め、暮れには「健康要注意メンバーリスト」にちろちゃんといっしょに載ることになりました。
亡くなった時の体重は4.6㎏でした。
ここ数か月は以前完食したものを残すようになりました。その残りを梅子が食べていました。
8月20日に血液検査をしたら腎臓の数値は悪くなかったのですが、貧血がひどく危ないなと思っていました。亡くなる直前まで心電図解析装置の上のベッドですわっていたのですが、突然発作がおき、発作がおさまっても呼吸が苦しく15分くらいで亡くなってしまいました。
クロリーまたね
2011年6月に裏のおうちに突然現れてから約2年。8月21日にクロリーは亡くなりました。
梅子のとなりで猫缶を食べているクロリー(2013年7月9日)

以下は旧ブログです
クロリー登場
アルファ 2011/08/09(Tue) 19:05

(今日のクロリー)
6月中旬の夕方。裏の家の敷地内に何か黒いものが置いてあるのに気づきました。暗くて何かわからず、動かないので何か「物体」であろうと思っていました。しかし、翌朝それが猫であることに気づきました。それから1週間、ちょっとは動いているのですが、暗闇では黒い物体で、昼間近づくとゆっくり隠れ姿が見えなくなり、数時間して元の位置にもどってまた黒い物体になるということを繰り返していました。
ある朝、病院敷地内のバケツの水を飲もうとするけれども飲めないその黒い猫がありました。
やせていて、目が白濁しており、黒いスルメ状態。病院にいれ、静脈から点滴を始めました。その後1週間くらいはあまり食欲がなく、「それではここを死に場所にしたら」と考えていたのです。それでも一応強制給餌は続けていたところ、みるみる元気になり、4キロの体重が今では5キロを超えました。
(保護した当時のクロリー)
梅子のとなりで猫缶を食べているクロリー(2013年7月9日)

以下は旧ブログです
クロリー登場
アルファ 2011/08/09(Tue) 19:05

(今日のクロリー)
6月中旬の夕方。裏の家の敷地内に何か黒いものが置いてあるのに気づきました。暗くて何かわからず、動かないので何か「物体」であろうと思っていました。しかし、翌朝それが猫であることに気づきました。それから1週間、ちょっとは動いているのですが、暗闇では黒い物体で、昼間近づくとゆっくり隠れ姿が見えなくなり、数時間して元の位置にもどってまた黒い物体になるということを繰り返していました。
ある朝、病院敷地内のバケツの水を飲もうとするけれども飲めないその黒い猫がありました。
やせていて、目が白濁しており、黒いスルメ状態。病院にいれ、静脈から点滴を始めました。その後1週間くらいはあまり食欲がなく、「それではここを死に場所にしたら」と考えていたのです。それでも一応強制給餌は続けていたところ、みるみる元気になり、4キロの体重が今では5キロを超えました。
(保護した当時のクロリー)

熱中症
エアコンを使用していない人が熱中症で死亡というニュースがここ数日毎日あります。
人間の場合ニュースになるのですが、飼育動物もエアコンをいれてない部屋あるいは外でつながれて飼われている犬なんかは亡くなっているのではないかと思われます。
動物を飼っている人が「夕方帰ってきたらエアコンはつけますけど、昼間はつけてません」とおっしゃることがあります。
反対ではないかと思うのです。昼間エアコンをつけるべきではないかと思うのです。
人間の場合ニュースになるのですが、飼育動物もエアコンをいれてない部屋あるいは外でつながれて飼われている犬なんかは亡くなっているのではないかと思われます。
動物を飼っている人が「夕方帰ってきたらエアコンはつけますけど、昼間はつけてません」とおっしゃることがあります。
反対ではないかと思うのです。昼間エアコンをつけるべきではないかと思うのです。
ベジタリアンが飼い主
今日は記事ばっかりですが、菜食主義の人に飼われた猫の話。
http://pets.yahoo.co.jp/news/n2013081501.html
うちの病院にも同じような菜食主義の女性が飼っていた猫が入院したことがあります。20年くらい前の話で、旧ブログに書いたことがあります。当然猫は菜食強制猫でした。結局亡くなりましたが。
その若い女性が言うことには、この猫がその女性に飼われるようになったのは「必然的」で「猫が選んでやってきた」ということでした。入院してもあまり状態はよくなく、翌日電話で「あまりいい状態でない」と伝えますと、「わかっています。キテマシタから」と。キテマシタとはテレパシーみたいなもので感じたということでした。
この女性が「きてるな~」と思ったものです。
http://pets.yahoo.co.jp/news/n2013081501.html
うちの病院にも同じような菜食主義の女性が飼っていた猫が入院したことがあります。20年くらい前の話で、旧ブログに書いたことがあります。当然猫は菜食強制猫でした。結局亡くなりましたが。
その若い女性が言うことには、この猫がその女性に飼われるようになったのは「必然的」で「猫が選んでやってきた」ということでした。入院してもあまり状態はよくなく、翌日電話で「あまりいい状態でない」と伝えますと、「わかっています。キテマシタから」と。キテマシタとはテレパシーみたいなもので感じたということでした。
この女性が「きてるな~」と思ったものです。
空輸はしない
ANAで空輸したらチワワが亡くなったという記事。
http://news.livedoor.com/article/detail/7951166/
動物は空輸できないと考えておいた方がいいです。空輸するとしたら、海外赴任で日本国内に託せる人がなく今回のみの空輸(場合によっては帰国の時もう一回仕方なく)。
国内赴任の場合陸路で送って下さい。空輸で無事にでてくるペットが大半とはいえ、不安なら絶対空輸しないこと。
数日の旅行くらいで大事なペットを危険にさらさないで下さい。
http://news.livedoor.com/article/detail/7951166/
動物は空輸できないと考えておいた方がいいです。空輸するとしたら、海外赴任で日本国内に託せる人がなく今回のみの空輸(場合によっては帰国の時もう一回仕方なく)。
国内赴任の場合陸路で送って下さい。空輸で無事にでてくるペットが大半とはいえ、不安なら絶対空輸しないこと。
数日の旅行くらいで大事なペットを危険にさらさないで下さい。