橈骨尺骨の骨折のプレート治療の害
2016年10月に発行された「獣医の手術は間違いだらけ」ー犬の「自然治癒力」を活かす治療ー岸上義弘
この本の中でプレートを使った骨折治療の問題点が書かれています。
小型犬の骨折で多いのが、前脚の橈骨尺骨の骨折です。
室内で飛び降りただけで骨折していることがあります。
この骨折にたいする手術をプレートで行った症例がインターネットや獣医療雑誌でよく見ることがありました。
プレート手術をして数ヶ月後、レントゲンを確認し骨折線が消えたとわかるとプレートを除去する手術をします。ところが、その数日後に再骨折するというケースがあり、「再骨折」ではなく「骨が癒合していなかった」のではないかと。
岸上獣医科病院では骨折手術後何ヶ月たっても骨が癒合しない犬の手術をたくさんひきうけてきたようです。
10年くらい前「ネオベッツ」の骨折のセミナーでプレート手術ではプレートを除去せずそのままにしておくということでした。
その頃そのセミナーの先生は30歳そこそこでこうした橈骨尺骨の手術はプレート以外したことがないということでした。
このとき、1990年、2000年の何十年を事例に応じて骨折を整復してきた先生でないと講義は無理かなと思いました。
当院としてはプレートをいれると必ず取り出したい。
でもせっかく患部がきれいになったのに再度開けるということはしたくない。
結果プレートは使わないという結論でした。
(ネジを最初に抜いて徐々にプレートを除去していく方法にしても全行程2~3ヶ月かかる)
今から思えば世間の標準に惑わされなかったのはよかったと思います。
この本の中でプレートを使った骨折治療の問題点が書かれています。
小型犬の骨折で多いのが、前脚の橈骨尺骨の骨折です。
室内で飛び降りただけで骨折していることがあります。
この骨折にたいする手術をプレートで行った症例がインターネットや獣医療雑誌でよく見ることがありました。
プレート手術をして数ヶ月後、レントゲンを確認し骨折線が消えたとわかるとプレートを除去する手術をします。ところが、その数日後に再骨折するというケースがあり、「再骨折」ではなく「骨が癒合していなかった」のではないかと。
岸上獣医科病院では骨折手術後何ヶ月たっても骨が癒合しない犬の手術をたくさんひきうけてきたようです。
10年くらい前「ネオベッツ」の骨折のセミナーでプレート手術ではプレートを除去せずそのままにしておくということでした。
その頃そのセミナーの先生は30歳そこそこでこうした橈骨尺骨の手術はプレート以外したことがないということでした。
このとき、1990年、2000年の何十年を事例に応じて骨折を整復してきた先生でないと講義は無理かなと思いました。
当院としてはプレートをいれると必ず取り出したい。
でもせっかく患部がきれいになったのに再度開けるということはしたくない。
結果プレートは使わないという結論でした。
(ネジを最初に抜いて徐々にプレートを除去していく方法にしても全行程2~3ヶ月かかる)
今から思えば世間の標準に惑わされなかったのはよかったと思います。
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