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僧帽弁閉鎖不全症の犬の外科治療

JASMINE系列で僧帽弁閉鎖不全症の手術をするとしたら奈良の病院になるようです。

希望する方があるなら紹介したいと思います。
二次診療なのでかかりつけの病院の紹介がいるようです。
こうしたある病気に特化した二次診療の病院は歓迎します。

手術の利点
・投薬からの離脱(手術しても離脱できない例もありますが、薬は少なくなるはずです)

DSファーマアニマルヘルス(株)がだしている「Vet i (ヴェットアイ)」No.23(2018)の特集に
JASMINEどうぶつ循環器病センターの獣医師 高野裕史氏、上地正実氏による説明がなされていました。

2017年の手術成績
166頭
・術中死1件、入院中死亡例は10例 (6.6%死亡率)
・チワワ 55%、キャバリア(12%)、mix(10%)、トイプードル(9%)、マルチーズ(7%)、ポメラニアン(6%)、シーズー(4%)、M.シュナウザー(2%)、Mダックスフンド(2%)、ノーフォークテリア(2%)、その他(4%)
・年齢:6歳~13歳 (9歳~11歳が多い)

前記事に書いたように、「内科治療を始めて半年の生存率が50%」というデータがどこからきたのかわかりませんが、
当院としては「内科治療を始めて半年の生存率は100%」です。
当院が特別ということではないと思います。
10歳前くらいから症状がでて内科治療が始まることが多いです。
それで半年で亡くなるという方が難しいのでは?

亡くなるとしたら13,14歳くらいから内科治療始めたか、他の病気も関係して亡くなったのか。

また、内科治療も何年間で外科治療に近い費用になるのかどうかは病院によるのでしょう。
かかりつけで1年間でどれくらいかかるか大体の見積もりをだしてもらったらいいかもしれません。

両方のメリット・デメリットを比較して選択してほしいと思います。


2019-08-19 : 医療 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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