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この限りでない

猫白血病ウイルス感染症

「幼い頃に猫白血病にかかった猫の平均寿命は2.4歳という報告があります」

      という記述がありますが、

「生後1ヶ月くらいで保護した猫が猫白血病ウイルス検査陽性で2歳4ヶ月で亡くなりました」
というひとつのケースを言うのはいいでしょうが、人聞きの情報はあまり流さない方がいいのではないでしょうか。

2.4歳ということは陽性猫複数の平均値だと思うのですが、それが何匹の平均値なのかもわかりません。
平均値より最長何年生存の方が知りたい。
猫白血病ウイルス抗原検査は、今日の検査で陽性でも次回の検査で陰性ということもあります。

幼い頃というのも、授乳期に母猫から感染したのかその後自活した後感染したのかわかりません。
幼い頃がいつまでか。

当院の経験から

母猫からか幼猫の時期に感染の場合は比較的早く発症して亡くなることがありました。
①当院猫で3歳 
②顧客の猫で6歳
③生後数日の猫で人間が授乳。同居猫なし。生後10ヶ月で発症。まもなく死亡

ある程度大人になってからの感染(たぶん) 
①1歳くらいで陽性で2歳で陰性。現在15歳
②12歳で健在。いろいろ飼い主が薬・サプリメントを工夫している。外にいた猫なので成猫になってからの感染かと思われる。
③当院の保護猫。推定12歳で保護して14歳まで生存。貧血になり2度輸血しましたが貧血を止めることはできませんでした。

他にも輸血したけれど亡くなった猫もありました。発症すると輸血しても一時しのぎでした。

2.4歳までだからと考えて猫の生活を考えるより、ストレスのない生活を送らせてできるだけ長くいっしょにいられるよう工夫しましょう。


2020-06-14 : 医療 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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