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子猫のFIV陽性は移行抗体のせいで将来は陰性になる可能性大

FIV陽性の子猫

Feline Immunodeficiency Virus (猫免疫不全ウイルス)

保護した子猫のFIV陽性は、母猫からの移行抗体で陽性とでているだけのことがあります。
だから保護して間もない子猫のFIV検査はスキップする動物保護団体(グループ)はあります。
これは正解かもしれません。

当院のテッチーは保護されたとき生後1ヶ月ほど。生後2ヶ月くらいで血液検査をするとFIV陽性。
たぶん母猫の移行抗体が原因だろうと思っておりました。
その後1ヶ月後に検査すると陰性で、生後11ヶ月でも陰性でした。
(この2回目の検査は判定時間10分でキットに線が出ず陰性と判定したのですが、そのままおいておくとうっすら線がでたので、生後11ヶ月でもう一度検査をおこないました。判定時間内でキットに線があらわれなければ陰性ということですが)

FIV陽性の先住猫がいるので、生後1ヶ月すぎに検査した陽性の子猫をもらったら後に陰性が判明したケースもあります。
早い時期に検査をして陽性だとレッテルを貼るのは後の里親募集に影響します。

FIV陽性の猫であっても、陰性猫とかわりないくらい生きる猫もいますので落胆することもないです。


2021-02-07 : 医療 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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