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クラウドファンディング

クラウドファンディングのサイトといえば、READYFOR、CAMPFIRE、あにファンなどが思い浮かびます。

動物関係のクラウドファンディングで、保護をしたり不妊手術をしたりする資金を求めるものの他に、個人の犬猫の病気治療のためにクラウドファンディングする方もいらっしゃいます。

犬なら僧帽弁閉鎖不全、猫なら猫伝染性腹膜炎(FIP)が多いです。

僧帽弁閉鎖不全の犬の手術は140万円くらいかかり、手術より前に検査や治療で結構お金を使ってらっしゃるようです。
状態が悪くなったという理由もありますが、このまま治療して費やす費用と手術とでは手術にお金を使った方が安くあがるのではないかと思われるのかもしれません。

猫の猫伝染性腹膜炎の治療は、注射薬か内服薬を84日間投薬するといういたって簡単な作業になります。
治療して数日で回復の兆しが見え、食欲が回復します。1回の薬代が高額というより、84日間投薬なので高額になります。
数回ですむ投薬ならそんなに高くは感じないと思います。
ガン治療も高額になりますが、ガン治療に比べこのFIP治療の治癒率は断然高いです。
発症するのは2歳くらいまでの若い猫が多く、このFIPというハードルを越えさえすれば何年も生きられるのがガンとは違うところです。

FIPの検査結果はすぐにはでないので、かかりつけ病院でFIPとみなしてすぐに投薬治療ができるのが理想です。
治療薬をおいている遠くの病院でまた同じような検査をするのは無駄だと思います。
ただ、治療薬代はほぼ購入額そのままであろうと思うので、その病院の利益としては検査料しかないのでこれは仕方ないのかもしれません。
個人で輸入して自分の猫に投薬するのが不安ならかかりつけ病院に相談してください。
当院は相談OKです。当院注射薬は在庫しております。
この病気は放っておくとほぼ100%死にますので迅速に対応しなければなりません。
未承認薬だからどうのと言ってる暇はないのです。

2019年中、FIPのクラファンはCAMPFIREでよく見られたのですが、2021年中はCAMPFIREでは見られなくなりました。
READYFORの方が動物関連のクラファンは多いようです。「#動物」という項目があるので探しやすいです。
CAMPFIREは「チャレンジ」というところで、「動物」という項目はありませんので探しにくいです。

あにファンは一番手数料が安いみたいで、目標金額に達成しなくても集まったお金は頂ける「all-in」方式のようです。

READYFORのこうした個人のクラファンは「all or nothing」で目標金額達成できなければ0円ということになります。





2022-02-05 : 社会 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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